今日は、高配当株6178 日本郵政を分析していきます
決算情報はirBANKを一緒にみてください。
1.基本情報
株価
921.2
予想配当利回り
5.43%
事業内容
郵便・国内物流、国際物流、金融窓口、銀行業、生命保険等
2.財務・配当チェック
2020/03連結(実績) | 2021/03連結(実績) | 2022/03連結(予想) | |
---|---|---|---|
売上高 | 11,950,185百万円 | 11,720,403百万円 | 10,600,000百万円 |
営業利益 | - | - | - |
経常利益 | 864,457百万円 | 914,164百万円 | 730,000百万円 |
当期純利益 | 483,733百万円 | 418,238百万円 | 340,000百万円 |
1株当たり純資産 | 2,704円 | 3,412円 | - |
自己資本比率 | 3.82% | 4.63% | - |
1株配当 | 50円 | 50円 | 50円 |
発行済株式数 | 4,500,000,000株 | 4,500,000,000株 | - |
営業CF | 305,850百万円 | 6,965,155百万円 | - |
投資CF | 1,040,484百万円 | 2,015,201百万円 | - |
財務CF | 99,003百万円 | 50,578百万円 | - |
売上高営業利益率 | - | - | - |
配当性向 | 42% | 48% | - |
配当金 | 202,193百万円 | 202,193百万円 | - |
①業績チェック
経常収益は右肩さがり、コロナでもほとんどダメージを喰らっていなかったのですが、来期は大幅減益予想。
2017年は純利益ベースで赤字もたたいています。
少しでも何かあると業績に響くようですね
②財務チェック
銀行株なんで、よくわかりません 笑
純資産でいけば安定した数字を出しているので、悪くないのでしょう。
③配当チェック
2017年50円
2018年57円
2019年50円〜
という感じで安定しています。
配当性向も50%を超える時はなく余裕あり。
4.事業内容
郵便・物流、銀行、保険の3本柱ですね。
郵便・物流はやはり郵便事業の不調でどんどん減益。
その他も順調ではありません。
5.買う?買わない?
絶対に買いません。
理由は業績不調だけではありません。
問題は不祥事の続発です。
①かんぽ不適切営業
虚偽の説明や顧客の意向に沿わない契約を進めるなど、契約乗り換えで顧客に不利益を与えたということで、2448人が処分。この大半が、自社グループでの副業でやってる人たちのものでした。
保険の複雑性を盾にした詐欺行為です。
②持続化給付金詐取問題
上記のこともあり、自社グループの副業で収入がへったことで持続化給付金(コロナで収入が減った人への給付金)を申請していた人が120人もいたようです。
③副業禁止規定の無視
https://www.asahi.com/articles/ASN4X6D1SN4XULFA01Z.html
副業禁止規定のある2600人が処分されたそうです。
と、社内のガバナンスに大変問題があります。
こういう会社はまだまだ出ます。そして、それは業績にじわじわと現れてきます。
行先の暗い、郵便事業・保険事業、相次ぐ不祥事の会社に投資する金は1銭ももちません。
最後に
投資は自己責任です
今回の記事はあくまで個人的見解を述べたもので、この銘柄への投資・非投資をオススメするものではありません