高配当株5195 バンドー化学を分析

今日は、高配当株5195 バンドー化学を分析していきます
決算情報はirBANKを一緒にみてください。

スポンサーリンク

1.基本情報

株価
875.0

予想配当利回り
4.50%

事業内容
ベルト、エラストマー製品の製造・販売・加工

2.財務・配当チェック

 2020/03連結(実績)2021/03連結(実績)2022/03連結(予想)
売上高90,247百万円81,371百万円90,000百万円
営業利益2,056百万円5,377百万円6,500百万円
経常利益2,095百万円5,618百万円-
当期純利益682百万円3,943百万円4,500百万円
1株当たり純資産1,399円1,547円-
自己資本比率57.71%60.62%-
1株配当32円26円40円
発行済株式数47,213,536株47,213,536株-
営業CF8,847百万円10,172百万円-
投資CF-14,122百万円-2,766百万円-
財務CF2,726百万円-3,633百万円-
売上高営業利益率2.28%6.61%7.22%
配当性向216%30%-
配当金1,476百万円1,193百万円-

①業績チェック

コロナショックで2020年3月期がボロボロになったものの、リーマンだろうがコロナだろうが黒字キープの素晴らしい企業。

営業利益率も7%を超えるので、まあまあ。

②財務チェック

どんどん財務が優良になっていっています。

③配当チェック

2021年3月期の減配はがっかり。コロナの影響ですね。

とはいえ、今期はなんと40円に大増配。業績が戻れば全然問題ない企業ですね。

4.事業内容

直近の有価証券報告書をみていきましょう。

[自動車部品事業]

当セグメントの売上収益は19,793百万円(前年同期比36.7%増)、セグメント利益は1,667百万円(前年同期比740.0%増)となりました。
[産業資材事業]
当セグメントの売上収益は17,163百万円(前年同期比12.9%増)、セグメント利益は1,954百万円(前年同期比80.7%増)となりました。
[高機能エラストマー製品事業]
当セグメントの売上収益は7,042百万円(前年同期比28.4%増)、セグメント利益は413百万円(前年同期はセグメント損失359百万円)となりました。
[その他事業]
その他の事業といたしましては、ロボット関連デバイス事業、電子資材事業および医療機器事業などを行っており、売上収益は2,581百万円(前年同期比4.0%増)、セグメント利益は147百万円(前年同期比3.2%増)となりました。

2022年3月期有価証券報告書より抜粋

自動車や工場のベルトがメイン事業となっていて、コロナ禍の前期からの回復ぶりがすごいです。

とはいえ、やはり会社として景気敏感に振り回されるのを良しとしていないのが有価証券報告書からわかります。↓

2020年度の当社グループは、2013年度から2022年度までの中長期経営計画“Breakthroughs for the future”(未来への躍進)の第2ステージの3年目として、4つの指針のもと、経営目標の達成に積極的に取り組んでまいりました。
指針1の「新事業の創出」においては、重点市場に向けてエラストマー・樹脂の配合・分散・複合化のコア技術に磨きをかけ、これに新技術を融合させて練り上げた「尖った技術」をベースに新製品の創出と新市場開拓を進め、次代の新事業の柱として育成を加速することを目指しております。なお、優先的に経営資源を配分する領域は医療機器・ヘルスケア機器事業、電子資材事業およびその他の新規事業分野としております。

2021年3月期有価証券報告書より抜粋

このように医療、ヘルスケア部門への進出をかなり進める意欲があるようです。

今期も投資をしながら、きちんと利益を出していますし、これは期待してしまいますね。

5.買う?買わない?

買いです。不況でも黒字を出せる企業であり、財務も硬くなってきており、配当性向にも余裕があります。

さらに現在好業績、ヘルスケア部門で未来もありそうなのに株価は低迷今は絶好の買い時ではないかと。

最後に

投資は自己責任です
今回の記事はあくまで個人的見解を述べたもので、この銘柄への投資・非投資をオススメするものではありません

スポンサーリンク
おすすめの記事