今日は、高配当株、センチュリー21を分析していきます
1.基本情報
株価:
1,068.0
予想配当利回り:
4.21%
事業内容:不動産フランチャイズ事業。フランチャイズ加盟店から加盟金、更新料、サービスフィーを受け取っている。
2.配当チェック
予想配当:45円
配当性向(前期):67%
2010年から一度も減配せず2020年までに30円から50円まで増やしましたが、2021年位初の減配。
コロナ禍もありますが、配当性向が2020年は90%までいってしまったことが大きいでしょう。
3.財務チェック
予想営業利益率:23.15%
自己資本比率:87.88%
超高収益、好財務企業です。売り上げは伸びているのですが営業利益率は右肩さがり。規模は大きくなっても利益が追いついていない感じですね。
4.事業内容
このような事業環境の中、当社としては既存FC事業基盤の強靭化と市場競争力の向上を図るために新商品・サービスの拡充に取り組んでまいりました。加盟店の顧客獲得強化に向けた施策であるセンチュリー21のリースバック商品『売っても住めるんだワン』を引き続き推進するため、2019年4月より新TVCMを作成し放映を開始しており、登録加盟店は520店舗まで増加し、反響数、成約数とも順調に推移しております。また、加盟店のリフォーム関連収入の増加支援策として、顧客へのリフォーム提案ツールである『リフォームシミュレーター21』とそれに付随するサービスを2019年10月に提供開始し、加盟店97店舗にて120件のアカウントが利用されております。
有価証券報告書より抜粋
次にブランド戦略の一環として、7月下旬に6回目の開催となる『センチュリー21 レディスゴルフトーナメント2019』(日本女子プロゴルフ協会公認)を実施し、認知度・利用意向度の向上に寄与いたしました。また、当事業年度は第1号店オープンから35周年を記念して「おかげさまで35周年キャンペーン」と題し、例年より顧客向けのキャンペーン企画回数を倍増して実施しております。
また、IT戦略として、営業支援システム「21Cloud」内の機能の一つである「顧客/追客管理システム」について引き続き活用事例を共有しながら利用を推進しており、利用加盟店は327店舗まで伸びております。AIを活用した取り組みとしては、SREホールディングス株式会社と提携し「AI不動産査定書システム」のサービス提供について2020年3月に加盟店向けに申込受付開始を発表しました
加盟店増加が鍵になるのとあわせて、システムの有効活用が今後の伸びにつながるようです。
加盟店の状況はというと(2020年3月期)
地域別 | 新規加盟店数 | 退店(解約)数 | 期末 加盟店数 | 前年同期比 (%) |
首都圏 | 29 | 21 | 467 | 101.5 |
関西圏 | 23 | 12 | 354 | 102.9 |
中部圏 | 6 | 2 | 87 | 106.1 |
九州圏 | 6 | 5 | 70 | 102.9 |
合 計 | 64 | 40 | 978 | 102.5 |
順調に伸びているようです。
5.買う?買わない?
こびと株さまで紹介されているように超優良株なので、買いです。
利益率は下がっていますが、売り上げ自体は伸びているため、今後の工夫次第でまだ伸びる余地はありそうです。
高収益企業なので、多少配当性向が高くてもまだ大丈夫。
ただ、増配は期待できないかなと思います。
最後に
投資は自己責任です
今回の記事はあくまで個人的見解を述べたもので、この銘柄への投資・非投資をオススメするものではありません