この記事では初心者向けに高配当株の選び方について5つのステップでご紹介します。

  1. スクリーニング
  2. 配当チェック
  3. 財務チェック
  4. 事業チェック
  5. 買う?買わない?

以上の5ステップで選んでいきたいと思います。

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1.スクリーニング

まずは、高配当会社をある程度絞り込んでいきましょう。

使うサイトは色々ありますが、私はストックウェザーをおすすめします。

上のメニューから銘柄検索をクリック

下のほうでスクリーニング条件を設定できるので、

配当利回り4%以上(結果に表示)

ROE5%以上(結果に表示)※赤字の会社を除いてます

自己資本比率60%以上(結果に表示)

検索してみましょう。

これが高配当株候補になります。

他にも色々な条件でスクリーニングしてみてください。

ここからは高配当株として有名なセンチュリー21を見ていきましょう。

2.配当チェック

次にIRバンクで配当を見ていきましょう。

左上の検索窓にセンチュリー21の証券コード8898を入力

センチュリー21(赤になってるとこ)をクリック

左側の赤丸の決算をクリック

目次に配当推移が出てくるので、クリック

配当は右肩上がりに伸びてきたけど、今年は減配

去年は配当性向90%とかなり無理して配当出してたことが分かりますね。一昨年の65%もだいぶやばめ。

ただ、業績が下がっても簡単には減配しないという意思は感じますよね。

3.財務チェック

さっき見た配当推移の上のほうで、営業利益率をチェックしてみましょう

だんだんと下がってきてはいますが、23%と超高水準であることが分かります。

ただ、このままどんどんと下がっていってしまうかどうかがポイント

次は自己資本比率をチェック

利益は伸び悩んでも、自己資本比率は右肩上がり

超健全な財務体制であることがわかります。

4.事業チェック

最後に事業チェック

有価証券報告書を見てみましょう

まず事業内容

当社の事業は、不動産フランチャイズ事業の単一セグメントにより構成されております。

当社は、不動産仲介業のフランチャイズ システム(センチュリー21)を日本において展開しているフランチャイザー(チェーン主)であります。事業内容は、米国デラウェア州法人センチュリー21・リアルエステートLLC(国際本部)が開発した「センチュリー21マーク等」及び「センチュリー21システム」をフランチャイジー(加盟店)に提供することであり、その対価として、加盟金、更新料、サービスフィーを受け取っております。具体的には、フランチャイザーとして、店舗ネットワークの拡充(下記①)と業務支援サービス(下記②~⑥)を行っております。

①フランチャイズ加盟店の募集

②フランチャイズ加盟店の経営者、管理者並びに営業スタッフに対する教育・研修

③各種情報システムの提供

④テレビコマーシャル等の共同広告の実施

⑤加盟店及び加盟店の顧客に対する金融・保険サービスの斡旋

⑥加盟店をバックアップするための各種サービス業務の実施

有価証券報告書より引用

次に事業リスクもチェック

当社の収益の源泉である営業収益は、加盟店から受け取る歩合制のサービスフィー収入と新規加盟時の加盟金並びに5年毎の契約更新時の更新料を含む加盟金収入の他、ITサービス収入等で構成されております。ただし、当社の営業総利益への影響につきましては、直接的には加盟店数と1店当たりサービスフィー収入に左右されることになります。しかしながら、1店当たりサービスフィー収入につきましては、不動産市況、地価動向、金利水準、住宅税制、大手不動産仲介業者との競争など外部環境の影響を受ける可能性があります。

現在、伊藤忠商事株式会社は、当社の議決権の49.9%を保有する大株主でありその他関係会社に該当しておりますが、当社の方針・政策決定及び事業展開については、独自の意思決定によって進めております。また、当社は不動産仲介フランチャイズ事業を営んでおり、同社及びグループの不動産関連の事業を営む子会社・関連会社等とは、直接的な競合関係は生じておりませんが、不動産・建設業界に関する情報の提供を随時受けております。このため、同社グループが経営方針や営業戦略等を変更した場合、当社の業績及び事業展開に何らかの影響を及ぼす可能性があります。

有価証券報告書より抜粋

まとめると、センチュリー21はフランチャイズタイプの不動産系の会社。今後は、少子化等の住まい方の変化や、他社との競争などの中でフランチャイズ加盟店を減らさずにいけるかどうか。ということになっているかと思います。

5.買う?買わない?

ここが最終判断で難しいところになります。

来期以降、配当金は維持できるのかどうか。

現状の成績を維持できるなら勿論買い

右肩下がりの営業成績が改善されないなら買わない

という形になります。

個人的には今後10年で大きく変わることはないかと思いますので、10年ぐらいは持ってていいんじゃないかなと感じています。

以上で、ステップ解説は終了です。

次回以降、色々な個別銘柄を解説していきたいと思います。

最後にステップおさらい

  1. スクリーニング(ストックウェザー)
  2. 配当チェック(IRバンク)
  3. 財務チェック(IRバンク)
  4. 事業チェック(有価証券報告書)
  5. 買う?買わない?

銘柄によってはステップ2とか3の段階で弾かれることもあるかと思いますので、楽しいかと思ってます。笑

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