今日は、高配当株8887 リベレステを分析していきます
決算情報はirBANKを一緒にみてください。
1.基本情報
株価
838.0
予想配当利回り
4.80%
事業内容
分譲マンション「ベルドゥムール」、戸建分譲住宅「ベルフルーブ」シリーズの企画・設計・施工・販売
2.財務・配当チェック
2019/05連結(実績) | 2020/05連結(実績) | 2021/05連結(予想) | |
---|---|---|---|
売上高 | 6,123百万円 | 4,419百万円 | 6,100百万円 |
営業利益 | 530百万円 | 598百万円 | 800百万円 |
経常利益 | 1,016百万円 | 647百万円 | 900百万円 |
当期純利益 | 1,090百万円 | 458百万円 | 625百万円 |
1株当たり純資産 | 999円 | 1,006円 | - |
自己資本比率 | 70.45% | 61.62% | - |
1株配当 | 40円 | 45円 | 40円 |
発行済株式数 | 11,990,000株 | 10,990,000株 | - |
営業CF | -655百万円 | 2,952百万円 | - |
投資CF | 1,076百万円 | 176百万円 | - |
財務CF | -427百万円 | -1,479百万円 | - |
売上高営業利益率 | 8.66% | 13.53% | 13.11% |
配当性向 | 43% | 111% | - |
配当金 | 473百万円 | 508百万円 | - |
①業績チェック
建設業らしく営業利益の増減が結構激しい。とはいえずっと黒字をキープしており、営業利益率13%オーバーが基本。
着工件数でブレが大きいという感じでしょうか。
売り上げ自体はここ数年減少傾向。
今期の会社予想は「ほんまかいな」という予想を出しているので決算要注意(5月決算)
②財務チェック
自己資本比率は61%と合格。有利子負債比率35%もビジネスモデル的に致し方ないところ。
財務自体は良化傾向と考えてよいでしょう。
③配当チェック
2020年にコロナ禍でも増配して45円。
しかし配当性向は115%、2020年は減配して40円に。
基本増配傾向ではあるものの、配当に対して意欲が高く、多少業績が落ちても配当性向100%越えで出してくれている。
4.事業内容
開発、建設、販売の3本柱。気になる点は
(1) 開発事業
有価証券報告書より
当部門においては、最近の傾向としてビジネスホテルの開発を中心に行ってまいりましたが、コロナウイルス感染症の拡大以降、「コロナ以前の状態に完全に戻ることはない」といった前提に基づき事業を再構築していく必要があるものと考えており、都心マンションに比し、テレワーク・在宅勤務に対応した居住空間を提供できる「郊外型マンションの相対的優位性」を捉えた開発を改めて手掛けていく予定です。
主力のうちのホテル開発をなくしていくということです。
果たしてこれが吉と出るのか?2021年5月期は惨憺たる成績。ちょっと怪しげと思っていたのですが。
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
2021年5月期第3四半期決算短信より
2020年7月10日公表の通期業績予想に対する進捗率は売上高で31%となっているものの、もとより当期の予算が
第4四半期に集中しており、かつ既に現時点で複数物件の引渡しを完了していることから、2021年5月期の業績予
想を変更する予定はございません。具体的には、開発事業では、都内のオフィスビルを、不動産販売事業では、湾
岸エリアの物流倉庫用地等の引渡しを完了しております。引き続き顧客ニーズに沿った開発物件等の販売を展開し、
予算達成に注力していきます。なお、今後も業績予想の前提となる経営環境や販売動向に急激な変化が生じ、開示
が必要と判断された場合には速やかに開示いたします。
ということで帳尻を合わせてくるのでしょうか。
5.買う?買わない?
買わないですね。
利回りは魅力も、売り上げの減少傾向、ビジネスモデルの転換とちょっと先行き不透明感。配当性向も余裕あるという感じでもありません。
あえてここに手を出すよりセンチュリー21やREIT買っておけばいいんじゃないかなと思います。
最後に
投資は自己責任です
今回の記事はあくまで個人的見解を述べたもので、この銘柄への投資・非投資をオススメするものではありません