今日は、高配当株7995 バルカーを分析していきます
決算情報はirBANKを一緒にみてください。
1.基本情報
株価
2,151.0
予想配当利回り
4.58%
事業内容
シール製品、機能樹脂製品、環境関連事業の製造・販売
2.財務・配当チェック
2020/03連結(実績) | 2021/03連結(実績) | 2022/03連結(予想) | |
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売上高 | 48,212百万円 | 44,717百万円 | 48,500百万円 |
営業利益 | 4,214百万円 | 3,475百万円 | 4,000百万円 |
経常利益 | 4,256百万円 | 3,673百万円 | 4,000百万円 |
当期純利益 | 2,918百万円 | 3,090百万円 | 2,600百万円 |
1株当たり純資産 | 1,893円 | 2,020円 | - |
自己資本比率 | 69.26% | 67.65% | - |
1株配当 | 100円 | 95円 | 100円 |
発行済株式数 | 18,688,733株 | 18,688,733株 | - |
営業CF | 5,121百万円 | 4,586百万円 | - |
投資CF | -2,799百万円 | -2,323百万円 | - |
財務CF | -2,769百万円 | -803百万円 | - |
売上高営業利益率 | 8.74% | 7.77% | 8.25% |
配当性向 | 60% | 54% | - |
配当金 | 1,761百万円 | 1,677百万円 | - |
①業績チェック
リーマンショック後に売り上げを落としていったものの、その後は回復基調。売り上げを落とした期間もきっちり黒字はキープの優良企業。営業利益率はここ3年8%程度と優秀な部類。
②財務チェック
自己資本比率は67%と優秀。利益剰余金はきっちり右肩上がりで溜め込んでいます。有利子負債は40億円程度なら何も問題なし。
③配当チェック
配当は右肩上がりも2021年3月期減配。2022年3月期は100円予想でもとに戻る予定。
配当性向は2020年が60%だったので、出し過ぎちゃったという感じで2021年3月期は54%に下げています。
業績苦しい時は100%を超えて配当を出していますので、株主還元意識の高い素晴らしい会社です。
4.事業内容
シールの会社といっても皆さんの想像するシールではありません。笑
ゴムを使ったパッキンのようなもので、気密性や液漏れを防ぐ製品を主力としています。
お客様はどんな業界かというと、
多岐にわたっています。
2021年3月期の有価証券報告書によると
(シール製品事業)
シール製品事業は、機器市場や海外のプラント市場向けの販売が減少し、売上高は313億4千9百万円(前年同期比2.3%減)にとどまったものの、先端産業市場向けの販売が堅調に推移し、セグメント利益は41億6千万円(同23.8%増)となりました。
(機能樹脂製品事業)
機能樹脂製品事業は、主要市場からの需要が減少したことに加え、一部顧客への製品の納入時期が延期されたことや大型案件の見直し等により、売上高は107億4千2百万円(前年同期比17.9%減)、セグメント損失は5億8千8百万円(前年同期はセグメント利益5億5千4百万円)となりました。
(シリコンウエハーリサイクル事業他)
シリコンウエハーリサイクル事業他は、主力事業の受託量が減少したこと等により、売上高は26億2千5百万円(前年同期比14.0%減)、セグメント損失は9千6百万円(前年同期はセグメント利益2億9千9百万円)となりました。
シール製品以外は赤字ですが、これはコロナが大きいのでしょう。
その中でもきちんと利益を上げられたのが、先端産業市場ということで、半導体でしょう。
多角化がしっかりされていますね。
5.買う?買わない?
買いでしょう。流石こびと株さまポートフォリオの一角。
業績安定、不況に強い、財務優秀、株主還元意識も高い。これで現在の配当利回りは美味しいですね。
先端産業狙いでアメリカや中国に力を入れていくことを明確にしていて、まだまだ伸びる余地も残しています。
2027までに売り上げ60%アップを目論んでいますので成長性も残された企業となっています。
最後に
投資は自己責任です
今回の記事はあくまで個人的見解を述べたもので、この銘柄への投資・非投資をオススメするものではありません