今日は、高配当株8014 蝶理を分析していきます
決算情報はirBANKを一緒にみてください。
1.基本情報
株価
1,671.0
予想配当利回り
5.01%
事業内容
繊維・化学品・機械等の取扱い
2.財務・配当チェック
2020/03連結(実績) | 2021/03連結(実績) | 2022/03連結(予想) | |
---|---|---|---|
売上高 | 329,360百万円 | 216,233百万円 | 280,000百万円 |
営業利益 | 8,219百万円 | 3,663百万円 | 9,500百万円 |
経常利益 | 8,685百万円 | 4,656百万円 | 10,000百万円 |
当期純利益 | 6,101百万円 | 1,247百万円 | 6,800百万円 |
1株当たり純資産 | 2,329円 | 2,390円 | - |
自己資本比率 | 49.99% | 53.16% | - |
1株配当 | 63円 | 37円 | 84円 |
発行済株式数 | 25,303,478株 | 25,303,478株 | - |
営業CF | 2,857百万円 | 5,889百万円 | - |
投資CF | 8百万円 | -357百万円 | - |
財務CF | -1,899百万円 | -887百万円 | - |
売上高営業利益率 | 2.50% | 1.69% | 3.39% |
配当性向 | 25% | 73% | - |
配当金 | 1,547百万円 | 910百万円 | - |
①業績チェック
2021年3月期はコロナで業績落としたものの、
それまではずーっと売り上げ、利益ともに順調に伸びている。
2022年3月期はその伸びを維持した形の発表となっていて、現実味がかなりある。
リーマンショック時でも黒字をキープしており、不景気にも強い銘柄であることがわかります。
ただし、営業利益率が一桁前半。やはりコロナのように何かあるとすぐに利益に影響が出てしまうというのはあるでしょう。
②財務チェック
自己資本比率は50%超えでやや弱めの合格。
とはいえ、安定的に財務が良化しており、今後も安心できそう。
有利子負債比率も4%弱と、優良でございます。
③配当チェック
2010から2020まで連続増配。20円から63円になりながらも、配当性向はマックスでも27%程度。
2021はコロナを食らって37円に大減配するも、2022予想はなんと84円の、コロナ前からでも17円増の大増配。
配当性向30%を目指す配当方針ということですが、コロナの37円の時は73%までがんばってくれました。えらい。
利回りで現在5%超えなのでかなりの高配当です。
4.事業内容
繊維・化学品・機械等の取扱いということで、かなり生活にねざしていますので、安定銘柄です。
住友商事㈱の⼦会社で繊維商社である ㈱スミテックス・インターナショナル の⼦会社化を発表(2021年6⽉1⽇クロージング・⼦会社化予定)して、まだまだ伸ばす気まんまんです。
中期経営計画では、2022年までに「経常利益100億円台常態化」を目指しているようで、2022予想でその数値を持ってきています。
買収により、ちょっと今後の財務が悪化するかもしれませんが、業績は伸びると予測しています。
5.買う?買わない?
買いです。
営業利益率が低いことや、買収後の業績が不透明でややリスクはあるものの、配当利回り5%は魅力的。
増配発表により株価が上がっていますが、コロナ前と比べれば高い水準にあるわけでもありませんので買い時です。
5年に1回、配当が半減したと仮定しても、利回りは4%を超えますので十分でしょう。
最後に
投資は自己責任です
今回の記事はあくまで個人的見解を述べたもので、この銘柄への投資・非投資をオススメするものではありません