思わぬ掘り出し銘柄?テクノフレックス(3449)を分析

今日は、高配当株テクノフレックスを分析していきます

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1.基本情報

株価:
1,023.0

予想配当利回り:
4.00%

配管継手の大手です。多角化は素晴らしく、配管から半導体、介護、防災まで広がっています。

2.配当チェック

予想配当:41円

配当性向(前期):62%

前期はコロナ禍で利益伸び悩むも増配と株主還元意識が素晴らしい。

配当性向は高いものの、前期の減益からくる一時的なものでしょう。

安定的かつ継続的な配当に加え業績連動により配当性向40%以上を目標とすることを基本方針としております。

有価証券報告書より引用

少し面白いのが

なお、当社は、「剰余金の配当等会社法第459条第1項各号に定める事項については、法令に別段の定めがある場合を除き、株主総会の決議によらず取締役会の決議により定める」旨、及び「中間配当は取締役会の決議により定める」旨、並びに「期末配当の基準日は毎年12月31日、中間配当の基準日は毎年6月30日とする」旨を、定款に定めております。

有価証券報告書より引用

ということで結構珍しい会社です。

3.財務チェック

予想営業利益率:12.76%

自己資本比率:70.71%

文句なしですね。前期は減益でしたが、それでも10%オーバーと高収益です。

有利子負債もこのペースで行けばあと2年でなくなりますので、無借金経営となりますね。

4.事業内容

有価証券報告書より引用

ということで、4つのセグメントで会社を運営しています。

面白いのがSDF工法という下水管の更新工法。

あまり知られていませんが、下水道の老朽化はかなり地方自治体の課題となっています。

これまで布設替えを行いたくてもできなかった箇所、特に都市部の交通量が多い国道や軌道下の横断管、商店街の狭隘道路の埋設管等については、従来工法ではなかなか更新が難しいとされていました。SDF工法(既設管路に90度曲管部が存在しても、その形状に追従して管内に引き込むことができるステンレス・フレキ管内挿工法)の採用によりこれらの問題をクリアにすることができました。

会社HP(https://www.technoflex.co.jp/products/Product/flex/detail/sdf.html)より引用

ということで、かなり伸びしろあります。

また、真空管関連で半導体銘柄でもありますし、防災用の貯水施設として国土強靭化銘柄でもあり、テーマ性もばっちり。

介護関連は国の施策で採算が悪いそうですが、需要を考えれば伸びるに決まっていますよね。

内需だけじゃなくて外需もきちんとあって素晴らしいです。

5.買う?買わない?

収益性、成長性ともに期待でき、財務堅牢。有価証券報告書の会社方針も好みです。

私の敬愛する「こびと株」様ではROEがしょぼいと一蹴されてしまっていますが、私的にはそれで切り捨てるにはあまりにもったいない銘柄かなと思います。

結構チェックしてますが、私のスクリーニングで引っかかってきたのは今回が初です。

今が一番買い時ではないでしょうか。

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